2020.1.11コンシェルジュ活動ブログ

大阪市浪速区の介護付有料老人ホームへの入居事例(71歳、男性)

【地域包括支援センターさんよりご相談】

現在の住まい:大阪市東淀川区の賃貸住宅

介護状態: 申請なし

収  入: 不明

キーパーソン(家族様):不明

既往歴:脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨骨折、認知症、アルコール依存症

相談依頼までの経緯:羽曳野市の路上で倒れているのを発見。
病院に搬送、入院:酒気帯び状態でありJCSⅡ(刺激で覚醒するが、刺激をやめると眠り込む状態)身につけていたもの方、本人を特定、地域包括支援センターの協力を得て東淀川区の自宅へ退院送迎。
約2年程前に会社を退職し、一年半ほど前から家賃を滞納(認知症の症状が原因)で時々大声、ゴミ屋敷状況で、家主は退去して欲しいがどうすればよいのかわからない状態で放置状態のところに、地域包括支援センターが関与したことにより状況が浮き彫りに。家主よりすぐに追い出して欲しいとの相談があり、地域包括より大至急転居先を見つけて欲しいとの相談依頼がありました。

自宅訪問状況:
1回目の訪問:本人の状態把握のために本人宅へ訪問

問題点:

①介護保険申請が必要:すぐ介護保険の新規申請を提出

②今の自宅が気に入っており、転居する意思はなし

③家賃滞納があるが本人は払っているとの認識(認知症が原因)

④他人に対して警戒心が非常に高く、自宅に入られるのを嫌がられる

⑤収入状況が全く不明:通帳記入を行い年金状況を簡単に把握、通帳残高、あまりないことを確認

⑥家主より一日でも早く転居させて欲しいとのお願いあり:出来る限り早く解決策を探すと説明を行う。

⑦飲んだ後の空き缶、食後に出たゴミが散乱:空き缶などのゴミをもって撤退

⑧認知症が進行するおそれがあるため判断能力がある間に大至急行う必要があると判断

 

結論:

週に何度も訪問し、本人の性格、行動を把握しながら短期間のうちに結果をだしていくことを計画

2回目の訪問:訪問するも、覚えてくれてなく機嫌が悪く門前払い:諦めて撤退

3回目の訪問:認定調査の後、ケアマネをつける必要があるため、地域のケアマネに依頼をし本人の状態把握のため同行訪問

ゴミを片づけますとの理由をつけ訪問、今後のことも含め説明行うも関わり拒否、収入面のことも含め生活保護課に訪問、事前相談

4回目の訪問:認定調査で訪問、本人に再度収入面のことも含め説明、再度、生活保護課に事前相談

5回目の訪問:家主へ状況説明、打合せを行った上で、家主と共に本人宅へ、退去通告を行い本人から転居する意思を承諾。年金状況、収入面、生活状況把握のために全ての書類を持ち帰り整理

6回目の訪問:事前に、診療情報提供書を作成し検討相談可能なホームの施設長と共に自宅訪問

7回目の訪問:本人と一緒に、有料老人ホームを見学

8回目の訪問:ゴミ片づけ、入居日が決まったことを伝えに訪問

9回目の訪問:有料老人ホームへの入居日当日訪問

 

入居日当日の対応:
1、住んでいる自宅から持っていくことが出来る荷物がないため、
日頃から困った方用として確保している収納、布団、テレビ、衣類、生活用品、消耗品セットをプレゼント

2、住所変更

3、生活保護の申請準備、申請

以上(相談から転居までの期間:約1ヶ月)

入居後も定期的にアフターフォロー実施いたしております。

 

あなたの街の高齢者/障がい者住まい相談所・ふれあい家族

問合せ窓口:0120-165-294

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