介護キーマンインタビュー
丸竹コーポレーション株式会社
フラワーホーム施設長
村上美那子 さん
飲酒・喫煙も可能な自由な暮らし。玄関施錠せず、気軽に外出も。
経歴を教えて下さい。
介護業界での勤務歴は10年になります。住宅型有料老人ホームでのサービス提供責任者などを経て、2年前に丸竹コーポレーションに入社しました。立花社長と私の間に共通の知人がおり、その知人が推薦・紹介してくれました。
「フラワーホーム」について教えて下さい。
40室のサービス付き高齢者向け住宅です。特徴の一つが、1階にクリニックが入っていることです。「クリニック併設」を謳う高齢者住宅は多いですが、実際には週に1日もしくは月に2日程度しか診療しないというケースもあるようです。それに対して当ホーム併設のクリニックには週4日医師が診療を行います。ホームとクリニックは建物の外に出ずに直接行き来できる構造ですので、ご利用者様はいつでも気軽に受診できます。
入居者は、医療的な対応を必要とする人が多いのですか。
ご入居者様の平均要介護度は2強ですから、どちらかと言えば比較的お元気な方が多いです。従って、「なるべく自宅にいるときと同じような生活をしたい」と希望される方が多いです。
そうした希望に対して、ホーム側で取り組んでいることはありますか。
午前6時から午後8時までは、ホーム玄関のドアを施錠していません。今は新型コロナ禍のため制限をかけていますが、ご利用者様は、その場で行き先を記入してもらえれば自由に外出できます。もちろん、外から人が尋ねて来るのも自由です。中にはボーイフレンドやガールフレンドが遊びに来て、自室内でおしゃべりしている方もいます。また、ご家族が許可をすれば飲酒や喫煙も自由にできます。喫煙は自室内では電子タバコのみ可能で、通常のタバコの場合は共同の喫煙所を使ってもらっています。「タバコが吸えるからフラワーホームに入居を決めた」というご利用者様もいます。
スタッフ教育の面で心がけていることや、スタッフに対して求めることは何ですか。
施設長はホームの中で起こっていること、例えば、「ご利用者様が何を望んでいるのか」などを全て把握して、適切な対応をとらなければならない立場です。しかし、ご利用者様の中には、性格的な面などから「施設長など上層部の人には遠慮をしてしまって、直接要望を伝えることができない」という方もいます。スタッフには、積極的にそうしたご利用者様とホームをつなぐパイプとしての役割を果たしてもらうことを求めています。
それを実現するために取り組んでいることはありますか。
スタッフは、ご利用者様一人ひとりとケアプランに基づいてマンツーマンのサービスを提供しますが、それ以外にも1日3回、そのうち1回はバイタルチェックの時間を活用して、「ホームでの生活に何か不都合はないか」「何かしたいことはないか」などといった個別の声がけの時間を設け、ご利用者様の率直な声を聞くようにしています。そのために、スタッフにはコミュニケーション力を求められます。
貴重なお話、ありがとうございました。
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不安や不便のない暮らしを叶える賃貸住宅です
- 入居時費用
- 0円
- 月額利用料
- 12.5万円~
交通 ●南海本線樽井駅より、さわやかバス岡田方面回り乗車「給食センター前」停留所下車(徒歩1分)
●JR阪和線 和泉砂川駅より、 さわやかバス岡田方面回り乗車「給食センター前」停留所下車(徒歩1分)
●南海本線岡田浦駅より、さわやかバス岡田方面回り乗車「給食センター前」停留所下車(徒歩1分)居住面積 18〜30m² 自立
- 可
要支援
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要介護
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