介護キーマンインタビュー

ファインフォレスト株式会社
代表取締役社長
森島征司 さん

「社員の『微笑』が常にある職場」が創業来の哲学。HPでバーチャル施設見学も開始。

森島征司さん

会社やご自身の経歴について教えて下さい。

創業者メンバーの一人である現会長の意思を継いで2018年10月に社長に就任しました。東京の学校を卒業後、一時父の経営する会社でサラリーマンとして営業関係の仕事をしていましたが、2003年のフォレスト垂水のオープンからは介護の世界にどっぷりつかっています。もっとも「お年寄りが好き」という性格でしたので、特に苦労もなくこの世界に入ることができました。「訪問介護」を皮切りに「介護タクシー」「デイサービス」「事務管理」など、通所や訪問系中心に業務を行い、2016年に関連会社フォレストケアの社長に就任して2年間経営を勉強しました。

「フォレスト垂水」の特徴は。

「壱番館」「弐番館」の2棟からなります。「壱番館」は106室の介護付有料老人ホームで、要介護・要支援の方が対象です。「弐番館」は自立の方も入居可能な39室の住宅型有料老人ホームで、介護が必要な状況になったら「壱番館」へ移ることも可能です。

経営に際し重視していることは。

社長に就任する際、会長から2つの条件が出されました。
1つは、ご利用者様がゆったりと何の心配もなく毎日を過せる環境作りに力を入れること。2つは、常に社員の「微笑(ほほえみ)」が見られる職場を維持することでした。
 例えば、ホームの1階と最上階(5階)には居室を作りませんでした。1階はエントランス、シアタールーム、ライブラリーなどの共有部で、ご家族が訪ねてこられた時にはコーヒーを飲みながらエントランスで過ごして頂くこともできます。5階にはリハビリルームや屋上庭園の他、社員用食堂を作りました。眺望のよい場所でリフレッシュして、仕事に戻れます。同じフロアには託児所もあり、社員が働きやすい環境作りに力を入れています。

人材育成の面で心がけていることは。

当社は「教育センター」をグループの核に置いた「介護の村」を垂水につくりあげる「夢」をもっています。技術面の研修訓練、知識教育は「教育センター」のメンバーが担当し、何度も繰り返し行い、それなりの成果をあげていると自負しています。しかし、介護の本当に大事なところは「人」でしか担えません。「一人一人の心」が全てです。これからはやはり、「一人一人の心」の育成に力を入れていかなければならないと思っています。「フォレスト垂水の特徴は」と聞かれた時に全員が「微笑(ほほえみ)です」。と言える会社にしていきたいと思っています。

最近、力を入れていることは。

これまでは対外的な露出と言えば一般紙に入居者募集の広告を出す程度でしたので、昨年より自社ホームページやFacebookで週に1回はホーム内での出来事などをアップしています。また、新型コロナで見学対応が難しいことを鑑み、「バーチャル内覧」もホームページ上でできるようにしました。ホームページのアクセス数は徐々に増えており、手ごたえを感じています。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

ファインフォレスト株式会社

http://fineforest.co.jp/group_info

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