介護キーマンインタビュー

株式会社ライフケア・ビジョン
ハッピーグループホーム高槻 管理者
赤坂直人 さん

デイ、有料、GHと切れ目ないケアの提供可能。事例共有でスタッフの知識・スキルアップ。

赤坂直人さん

経歴について教えて下さい。

介護業界での勤務経験は15年になります。当社には2019年11月に入社しました。現在、私が管理者を務めるグループホーム「ハッピーグループホーム高槻」をはじめ、住宅型有料老人ホーム「はっぴーらいふ高槻南」などが入居する建物は、以前は別の民間介護事業者が高齢者住宅として運営していたものであり、私はその会社で勤務していました。その高齢者住宅が閉鎖されて空き物件となっていたところを当社が賃借して新たに高齢者施設を開設したこともあり、入社しました。

はっぴーらいふ高槻南について、詳しく教えてください。

2018年11月の開設で定員は46人です。同じ建物内には、2ユニットのグループホーム、デイサービス、訪問看護、居宅介護支援事業所があり、当社が目指す「広域地域包括ケア」の総合拠点となっています。当初は自宅からデイサービスに通い、自宅での生活が厳しくなったら住宅型有老へ、さらに認知症の状況に応じてグループホームへ移るといった、その時の状況に合わせたサービスを切れることなく提供することが可能です。実際、グループホームご利用者様の3分の2は、高槻南をはじめとする「はっぴーらいふ」からの転居となっています。

他に、様々なタイプの介護サービス事業所が1ヵ所に集まっていることで、どのようなメリットがありますか。

今は新型コロナウイルス感染症の問題で難しいですが、複数の事業所のご利用者様共同でレクリエーションを行ったり、館内の装飾物を共同で制作したり、と単体の事業所ではなかなか難しい規模のアクティビティが行えます。
またスタッフにとっても、認知症の方に対する適切な対応方法をグループホームのスタッフから学ぶなど、スキル・知識の向上につながります。今後は、事業所合同の研修会などを行って、ケアの事例共有などを図っていきたいと考えています。また、スタッフの中には家庭の事情などで夜勤が出来なくなるなどのケースがあります。この場合は夜勤が無いデイサービスに転勤するなどして、通勤場所を変えることなく自分に合った働き方を継続することが可能です。

スタッフ教育の話が出ましたが、この点で心がけていることはありますか。

私自身が徹底しているのが「YES・NOの結論をその場ではっきり出す」ということです。部下などからの質問、相談、提言に対し「その話は後で」や「聞くだけは聞いた」という対応をすると、当人は「会社は私にしっかりと向き合ってくれない」という不満を抱いてしまいます。また、私が出した「YES・NO」の答えが当人に不本意なものである場合もありますので、「『ご利用者様にとってプラスになることかどうか』が唯一の判断材料である」ということを伝えます。わかりやすい判断基準を明確に示すことで、スタッフは自分がとるべき行動が見える様になり、サービス品質のバラツキが無くなり、全体的に向上します。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

株式会社ライフケア・ビジョン

https://lifecare-happylife.com/

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