介護キーマンインタビュー

株式会社ライフケア・ビジョン
第二営業部部長
前田博貴 さん

完全無料の保険外リハ、週2回提供。食事はグループ会社が施設内で手作り。

前田博貴さん

会社の概要やご自身の経歴について教えて下さい。

設立は2011年。現在大阪を中心に「はっぴーらいふ」のブランドで23棟の高齢者住宅を運営しています。住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅が主ですが、自立高齢者専用の賃貸マンションも手がけています。M&Aにも力を入れており、4割の事業所は他法人から運営を承継したり、以前高齢者施設として使っていた建物を賃借して新規開業したりしたものです。私は、それまで病院で看護助手として働いていましたが、8年前に入社しました。現在は、高槻市、茨木市及び泉大津市と京都にある合計9の事業所を統括する立場です。

運営する高齢者住宅の特徴は何でしょうか。

「衣・食・住」ならぬ「癒・食・住」をテーマとしています。「癒」では、理学療法士・柔道整復師による無料の個別リハビリテーションやマッサージを週に2回・1回当たり約30分提供しています。内容は機能訓練などご利用者様一人ひとりの状態に合わせたもので、インフォーマルサービスとしてケアプランに組み込んでいます。
 また「食」では、グループ内に食事会社があり、ご利用者様の好みなどを素早くメニュー内容に反映することが可能で、建物内の厨房で毎日調理しています。代表者が元調理人のため、月に1度は豪華な食事が食べられるイベントも実施しています。

「住」の取り組みは。

ウルトラファインバブルと呼ばれる超極小気泡を発生させる、サイエンス社製の浴槽「ミラブル」を全物件に導入しています。小さな気泡が皮膚の毛穴の中まで入り込みますので、身体をこすらなくても汚れが落ちます。皮膚を傷める心配がないだけでなく「肌がスベスベになる」「入浴後も身体が温かい状態が長く続く」とご利用者様からも好評です。
 この他にも、睡眠センサーの「眠りSCAN」やスマートフォンを活用したナースコール「ココヘルパ」など、介護スタッフが本来の業務に集中できるようにIT機器を積極的に挿入しています。

スタッフの雇用・育成に際して注力していることは。

採用時、そして入社後の教育の上で重視しているのが「考える力」です。例えば指導時には「○○してはダメ」という言葉ではなく「○○してみたらどうだろうか」という言葉を使い、スタッフ自身が考える習慣を身に付けるように促しています。スタッフが自ら最善の回答を導き出すためには「ご利用者様が何を望んでいるのか」を常に考え、把握しておく必要がありますので、結果的にサービス品質の向上などに繋がります。

今後の事業目標などは。

現在、「豊中・高槻・北河内エリア」の大きく3つの地域でドミナント展開をしています。社として「広域地域包括ケア」を方針としており、このドミナントの中で高齢者住宅を軸にデイサービス、グループホーム、訪問看護など様々なサービスを整備しています。今後は、既存のドミナントの中で提供するサービスの厚みを増す一方で、新規エリアへの進出も図っていきます。具体的には中河内エリア、堺市あたりを視野に入れています。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

株式会社ライフケア・ビジョン

https://lifecare-happylife.com/

介護キーマンインタビューTOP

関連施設