介護キーマンインタビュー

株式会社M.Y.Y
代表取締役社長
毛 遠鷹 さん

要医療対応・重度者向けサ高住の開設加速。将来は日本の優れた介護サービスを中国でも。

毛 遠鷹さん

会社の概要とご自身の経歴を教えて下さい。

17年前に留学生として中国から来日し、現在は日本でアパレル関連事業を手がけています。またそれとは別に、日本でいうところの100円ショップチェーンを中国で運営しています。2018年に日本で介護事業を手がけようとM.Y.Yを立ち上げ、まずは訪問看護師テーションを開設しました。2021年春には門真市と枚方市で相次いで「MYYケアリング」のブランドでサービス付き高齢者向け住宅を開設しました。高齢者住宅については22年1月には茨木市と枚方市で新規開設しますし、私が以前千葉県に住んでいたこともあり、22年春以降、白井市、印西市、鎌ヶ谷市など千葉県北西部で6棟を開設する予定です。

なぜ、日本で介護事業を手がけようと思ったのですか。

中国にいる私の祖母が脳梗塞で介護が必要になったのですが、母国では満足な介護サービスを受けさせられなかった経験が一番の動機です。
私は、19年に中国の西安で機能訓練特化型デイサービスを開設しています。また、そこから近隣住民に対して訪問介護・訪問入浴・家事代行などのサービス提供も行っています。将来は、フランチャイズ展開でこうした複合型の介護拠点の多店舗展開を進め、拠点5カ所に対して高齢者住宅1棟を開設したいと考えています。しかし、中国ではまだまだ「親の面倒は子どもが見る」という意識が強いため、例え高齢者住宅に移るとしても、身体の状況がかなり厳しくなってからと考えられます。当然、求められるのは医療的対応が必要な高齢者の受け入れが可能で、ターミナルケア・看取りまで行える高齢者住宅です。そのノウハウを日本で学ぼうと考えました。

運営する高齢者住宅の特徴を教えて下さい。

いずれのサ高住も自社運営の24時間対応訪問看護事業所がすぐ近くにあり、日中帯は看護師が常駐、深夜帯もすぐに駆け付けられる体制をとっています。このため、胃瘻、透析、在宅酸素、痰吸引、末期がんなどの医療的な対応が必要な人や、統合失調症など精神的疾患を持つ人も受け入れが可能です。その一方で費用については安く抑えています。例えば「MYYケアリング萱島」では食費込みで月額11万4000円から入居できます。
また、これは特に意図したわけではありませんが、現在在日中国人のご利用者様が2名います。例え日本での生活が長くても、外国人の場合はどうしても言葉の壁があります。日本人スタッフや日本人のご利用者様が相手では、なかなか気軽に雑談などがしにくい面もあるでしょう。それに対して、当社の高齢者住宅では現在7名の中国人留学生が働いているため、母国語で密にコミュニケーションがとれることが在日中国人の入居につながっているのではないかと思います。将来での中国での事業展開を見据え、今後中国人スタッフの数を増やし、最終的には全体の半数程度にまでしたいと考えています。その過程の中で、今後はさらに在日中国人の入居が進んでいくのではないかと思います。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

株式会社M.Y.Y

https://myy-medical.co.jp/

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