介護キーマンインタビュー

JR西日本プロパティーズ
ディアージュ神戸 管理グループ長
中尾美隆 さん

スタッフの離職率は僅か3%。ご入居者様を熟知したきめ細かいサービスが可能。

中尾美隆さん

経歴を教えてください。

以前は、神戸市の外郭団体で勤務していました。「ディアージュ神戸」開業の1年前から入居募集等に関与し、開業後は生活サービスリーダー、生活相談室長や介護グループ長など、一通りの業務を担当してきました。

周囲には同様のコンセプトの高齢者住宅が複数あります。それらと比較した「ディアージュ神戸」の強みや特徴は何でしょうか。

見学に来られた方や、実際に入居をされた方からは「スタッフの接遇やホスピタリティが素晴らしい」との声をいただいています。
私自身、前職でホテル運営に約10年間携わっており、そこで学んだ考え方や手法を実践していますし、オープン当初はJALアカデミーの研修も導入しました。もちろん、ご入居者様との関係が長期にわたる高齢者住宅と、一時的なホテルでは、異なる部分も多いのですが、1人ひとりの声をしっかりと聞き、それに合わせたサービスを提供するという基本的な考えは同じです。

スタッフの質の部分で、他に特徴はありますか。

2021年度の離職率は3%強と非常に低いです。この結果、経験年数の長いスタッフが多く在籍しています。様々な介護・医療に関する情報・知識・ノウハウがホーム内に蓄積されていますので、あらゆる状態のご入居者様に対応できます。また、スタッフがご入居者様1人ひとりの性格や趣味、嗜好をよく理解できていますので、きめ細かいサービス提供が可能です。
 離職が少ない理由としては、介護業界では数少ない組合健保の企業であり、福利厚生がしっかりしていること、2020年には定年を60歳から65歳に引き上げたこと、年間の平均有給休暇取得日数が13日と多いことなどがあげられます。また、スタッフの更衣室にはシャワールームを完備するなど、働きやすい環境を整えています。

今後、力を入れていきたいこと、取り組みたいことはありますか。

新型コロナウイルス感染症が広まったこの3年間で、ご入居者様の外出・運動機会が減り、フレイルの進行が見られるようになりました。そこで2022年度よりホーム内に「健康寿命延伸プロジェクトチーム」を立ち上げました。ケアマネジャー、看護師、理学療法士、介護スタッフ、生活相談員、園芸療法士、音楽活動の経験があるスタッフなど様々な立場・資格を持つメンバーが協力して、コロナ禍で実践できなかったアクティビティ、アフターコロナの時代に対応した新たなスタイルアクティビティの構築を進めていきます。
 このほか、ノーリフトケアの実践やICTの活用などを通じて、スタッフの負担軽減とご入居者様が安心・安全に過ごせる環境の両立を進めていきたいと思います。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

JR西日本プロパティーズ

https://www.diage-kobe.com/

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