介護キーマンインタビュー

株式会社アクティブライフ
アクティブライフ箕面 取締役 館長
武政英次 さん

元気高齢者に安心・安全・楽しい暮らしを提供。30年以上入居する人も15名以上。

武政英次さん

経歴を教えて下さい。

1988年に大阪ガスに入社しました。2019年1月よりアクティブライフ箕面の館長として高齢者介護事業に携わっています。

アクティブライフ箕面について教えて下さい。

1991年に当社初の高齢者住宅として開業した192室の介護付有料老人ホームです。また、当社の高齢者住宅としては唯一、入居時自立を条件としています。開館当初は60代でも入居が可能でしたので長期入居をしている方が多く、現在のご利用者様のうち15名が30年以上ここで生活しています。

設備面での特徴は何でしょうか。

ご利用者様はご自身で外に買い物や食事に行かれることも多いのですが、館内でも楽しく健康に過ごせるように、音楽室、工芸室、フィットネスルーム、温泉大浴場、ヘアサロン、ランドリー、喫茶ラウンジなどの共用設備が充実しています。また日用品や食料品を扱う売店や、銀行のATMもあります。居室は標準タイプで49平米と広く、全室南向きです。母体がガス会社なのでガスによる床暖房も完備されています。介護職員の配置体制は2:1以上です。
 ただし、開設して30年以上が経過したこともあり、古さがどうしても目につくようになりました。そこで競争力維持のため、ここ数年の間に積極的な改修を行ってバリューアップを図っています。4年前には居室内を含めた全館にWi-Fiを導入しています。また、居室内には人感センサーを備えていますが、それに加えてご利用者様の身体状況など必要に応じてベッド下に敷くタイプのセンサーを導入し、見守り体制を強化しています。さらに、今年2月からは館内売店の買い物を現金以外でも行えるようにしました。

ソフト面で力を入れていることはありますか。

ご利用者様のご意見・ご希望をなるべくホームの運営に反映できるように、運営懇談会を毎月1回開催しています。ご利用者様の自治会のような組織があり、そこから1年間の任期で選出された6名の幹事が参加しています。これまでにも「電動カートの充電用コンセントを共用部に設置する」「新規入居検討者に対して、ご利用者様自身がホームの魅力説明を行う」などの取り組みが懇談会の結果として導入されています。また、懇談会での議事録は全て館内報で公開しており、皆さん非常に熱心に目を通しています。

入居後に介護が必要になった場合は、どうするのでしょうか。

2024年1月末時点で57名が要介護認定を受けています。介護付有料老人ホームですので居室にいながら介護を受けることができますし、一時介護用居室も10室・17床あります。さらに、同じ敷地内にはクリニックもあります。また、その方の要介護状態に合わせて「アクティブライフ豊中(入居時要支援・要介護)」へ転居することも可能です。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

株式会社アクティブライフ

https://www.activelife.co.jp/

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