介護キーマンインタビュー

ALSOKジョイライフ株式会社
代表取締役社長
遠藤嘉裕 さん

セキュリティ会社として安心・安全な暮らしを追求。金メダリスト訪問など「ALSOKならでは」のレクも。

遠藤嘉裕さん

会社の概要やご自身の経歴を教えて下さい。

2000年に関西電力子会社のかんでんジョイライフとして設立され、2022年6月にALSOK(綜合警備保障)の100%子会社となりました。現在、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府で「ベルパージュ」「ユトリーム」「ナービス」の3ブランドで13棟の有料老人ホームとサービス付き高齢者住宅を運営しています。またグループホームやデイサービスなどの在宅サービスも提供しています。
 私はALSOKに入社し、2016年5月にALSOK介護(旧ウイズネット)がALSOKグループとなった際に出向しました。2022年6月にALSOKジョイライフの社長に就任しています。

会社の介護に対する考え方やサービスの特徴を教えて下さい。

もともと関西電力が長年運営していたこともあり、スタッフの接遇・マナー、食事やレクリエーションの品質などの面において高い評価を得ていました。セキュリティ関連企業のALSOKがそれを承継したということで、それらに加えて特に「安全・安心な暮らし」の提供を心がけています。

ALSOKグループになったことで、何かこれまでと変化はありますか。

まずALSOKが得意とするICTの積極的な活用です。例えば介護記録システムは導入されていないホームもありましたし、導入していても十分に活用されていないケースが散見されました。今はしっかり活用し、スタッフの労務効率が改善され、これまでよりも多くの時間をご利用者様へのサービス提供にかけることができるようになりました。
 また、居室のインターホンを最新のものに切り替えたり「ベルパージュ千里けやき通り」では介護居室のエアコンをリニューアルしたりなど、ご利用者様がより安心・快適に生活できる建物環境を整備しています。

ソフト面では何か変化はありましたか。

オンラインを活用したレクリエーションや社員研修を、首都圏を中心に展開するALSOK介護と合同で行えるようになりました。ALSOK介護にはオリジナル介護予防体操・ヨガなどの優れたコンテンツが多数あり、それを皆さんで楽しんでいます。
 またALSOK本社にはレスリングでオリンピック4連覇を果たした伊調馨選手など、著名なアスリートが多数在籍しています。彼女らがホームを訪問するなど、これまでにできなかった形で、ご利用者様の生活に感動や潤いを与えることができるようになりました。

今後の事業展開についてどのようにお考えですか。

関西ではALSOKが介護をしていることが十分に認識されていませんので、まずは知名度の向上を図ります。今後は新規開設も視野に入れていきます。同じく関西電力からALSOKにグループインしたALSOKライフサポートが大阪から京都にかけてのエリアで展開していますので、先行してALSOKグループとなった介護施設を運営するアニストも含め、3社でシナジーを創出していきたいです。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

ALSOKジョイライフ株式会社

https://joylife.alsok.co.jp/

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