介護キーマンインタビュー
株式会社シニアスタイル
代表取締役
廣瀬秀毅 さん
個別リハと看護で差別化。尼崎・西宮密着で展開
経歴や会社について教えて下さい。
もともと大手介護会社で西日本エリアの責任者をしていました。シニアスタイルは2011年に設立しました。2016年に尼崎市に住宅型有料老人ホーム「シニアスタイル尼崎」を、翌年にサービス付き高齢者向け住宅「シニアスタイル武庫之荘」を開設しています。2020年6月には西宮市に「シニアスタイル西宮北口」を開設します。サービス付き高齢者向け住宅ですが、特定施設入居者生活介護の指定も受けます。
ケアなどサービス面の特徴は。
「リハビリテーションと医療を提供しながら入居費用はなるべく抑えている」という点です。理学療法士・作業療法士を自社で雇用し、ご利用者様には1回30分のリハビリテーションを週に3回提供しています。医療については8時から20時まで看護師が常駐します。ALSや腹膜透析など他の高齢者住宅で入居を断られた方の受入れ実績もあります。また、介護スタッフの約7割が介護福祉士資格を持っています。
このリハビリテーションと医療の体制については、シニアスタイルの基本サービスとして、今後開設する高齢者住宅でも提供していきます。看護師については3年後の開設を目標に計画している当社5棟目となる住宅では24時間常駐体制にしたいと考えています。訪問看護事業を新たに立上げ、そこから訪問する方式を用いる計画です。
経営の中で心がけていることは。
現在、運営する高齢者住宅は2棟ですが、3棟を新たに開設する計画があり、会社の規模は急速に拡大しています。それに合わせて社内の体制整備を進めている最中です。会社が組織としてより効率的に動くには優れた中間管理職が不可欠です。現場に対して、的確な判断のもとに指示・命令を下し、現場がそれをしっかりと遂行する組織でなくてはなりません。そのためには、社内の指示・命令系統を明確にすること、各社員の能力をしっかり見極め、それに見合ったポストと権限、処遇を与えるように心がけています。
具体的にはどのようなことを行っていますか。
最近は経営層と現場スタッフがLINEなどでつながり、直接やり取りできるような会社組織が「風通しの良い職場」として評価される傾向があります。しかしこの場合、中間管理職を飛び越えてやり取りをすることになるため、中間管理職が育ちません。また現場スタッフの中には「私は社長と直接何でもやり取りできる仲だから」と、上司を軽視したりすることにもなりかねません。そうした事態を防ぐために、社内の連絡・相談・指示系統を明確化しました。
今後の目標などについて教えて下さい。
長期的な視野と、十分な情報収集のもと、自分が優位に立てるフィールドでの事業展開を行います。高齢者介護事業を尼崎・西宮エリアで、というスタンスは変わりません。一見すぐ隣にあると思えるマーケットでも、実際には全く異なるノウハウが求められるケースは数多くあります。一度始めた事業を撤退するのは非常に多くのエネルギーを要しますし、社員の士気にも関わります。
貴重なお話、ありがとうございました。
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