介護キーマンインタビュー

株式会社ほのぼの
営業部マネージャー
八木めぐみ さん

「常にポジティブ思考」が大切。 自分の心の安定が良質なケアの源に。

八木めぐみさん

経歴について教えて下さい

2000年に新卒で介護の仕事を始めました。ほのぼのには、創業間もないころに入社しました。「デイサービスを立ち上げるのにメンバーが足りないので手伝って欲しい」と、当時ほのぼのにいた友人に頼まれたのがきっかけです。当初は、立ち上げが終わったら退職するつもりでいました。しかし、デイのチラシやパンフレットを作る際にも入社間もないスタッフの意見もしっかり聞いて、みんなで協力していく社内の雰囲気が居心地よく、結果的に今日まで勤めています。

サービス付き高齢者向け住宅「ほのぼの建家」の特徴は。

阪神尼崎駅から延びる庶民的な商店街のすぐ脇にあるという立地の良さが特徴です。「街中の賑やかな場所に住みたい」などという方に人気です。サ高住ではケアプランに入っていないサービスの利用費として「15分いくら」とか「月にいくら」という形で費用が発生することがあります。しかし、「ほのぼの建家」の場合は、15分単位の有償保険外サービスもありますが、短時間で済むようなサービスであれば無償で対応しています。「家賃・食費・管理費などの事前にパンフレットなどに書いてある以外に費用が発生することがないので、わかりやすくていい」と言われます。

ケアに対する考え方を教えて下さい。

「その人にとって何が一番幸せか」を常に考えて最善の行動をする、ということを私自身は元より、スタッフに対しても求めています。「その人」とはご利用者様はもちろん、スタッフやその家族も含みます。
 例えば「今、○○を買いたい」と希望するご利用者様がいたとします。介護の現場は多忙なこともあり、そうした声に対して、つい「後で買いましょう」「私が買ってきます」と応じてしまいがちです。しかし、ご利用者様は「今」「自分で」買いたいといっているのですから、その対応は本人の希望を全く満たしていません。欲しいものが物理的にすぐ入手できないものならともかく、そうでないならケアプランを臨時に変更してスタッフが買い物に付き添ったりしますし、次回からは「今後もこうしたことがあるかもしれない」ということを想定したケアプランを作成することも考えます。

スタッフ教育の上で心がけている点などは。

「常にポジティブな思考でいること」の大切さを理解してもらうことです。介護という商品には形がありません。スタッフの態度や考え方、そのときの心理状態などが、提供する介護サービスの品質に大きく影響を与えます。介護に限らず、プロには常に一定レベル以上の品質のサービスを提供することが求められます。そのため、何かあっても常に良好な心理状態を保てるような強い「土台」をつくることが重要であると考えています。「頭から相手を否定しない」など、日常的な行動のちょっとした心がけの積み重ねで、ポジティブな思考を身に付けることができるのではないでしょうか。

貴重なお話、ありがとうございました。

運営会社

株式会社ほのぼの

http://honobono-gr.com/

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